払い過ぎた利息を取り戻します。 完済され現在借金がない方、高い利息で長期間取引された方、思い当たりましたらご検討ください。
福岡での過払い金返還請求に必要な費用・料金
【令和3年6月1日現在の費用・料金】
過払い金返還請求 | |
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基本報酬 | 0円 |
過払い金の調査 (業者の特定・取引履歴の請求・取引履歴の再計算) |
0円 |
過払い金が返還された場合のみ | 取り戻した分の15%(税込) |
過払い金返還請求とは?
- 払い過ぎた利息を取り返します。
- 消費者金融、信販会社のカードローンなどを長期間利用している方は、高い利息のために払い過ぎているという可能性があります。
借金の返済を迫られている方でも、利息制限法による再計算をすることにより借金がゼロになったり、お金が返ってくるケースがあります。払い過ぎたお金を債権者から取り返します。 - 過払い金が発生する理由
- 過払い金は、利息制限法を超える部分の利息契約の無効という判例理論、貸金業法43条のみなし弁済を否定する最高裁判決の確立により、利息制限法を超える利息を取引履歴に基づき利息制限法に引き直すことにより発生します。
利息制限法は10万円未満20%、10万円以上100万円未満18%、100万円以上15%です。
改正前出資法の上限金利は29.2%です。
最高裁判決が確立する前の消費者金融の金利は殆どが29.2%でした。現在又は過去の借入れ金利が利息制限法を超えていたら過払金が発生します。
尚、平成22年6月18日より出資法の金利は改正され、利息制限法の利率と同じになりました。 - 過払い金が発生する具体的な例
- 過払金が発生するケースは、第1に利息制限法を超える利息での債務を完済したときです。
およそ借入れ期間3年、最高借入れ時50万円、返済2万円/月、金利29.2%のときに過払金は20万円~25万円位が予想されます。
同条件で借入れ期間10年ですと80万円~100万円位が予想されます。
第2に利息制限法を超える利息での借入れ残金が現在もあるが長期間借りたり返したりを繰り返しているときです。
およそ借入れ期間6年、現在の借入れ残金50万円、返済2万円/月、金利29.2%のときには借金はゼロとなり10万円~15万円位の過払金が発生することが予想されます。
同条件で借入れ期間10年ですと当然借金はゼロとなり50万円~60万円位の過払金が発生することが予想されます。
但し、それぞれの借り方返し方等の条件により過払いの金額に違いが生じます。金額については一つの目安としていただくようお願いします。
過払い金返還請求のメリット
- 長い借入の履歴があると、過払いでお金が戻ってくることがあります。
- 金利が高い会社の借金を完済した場合、過払いでお金が戻ってきます。
過払い金返還請求の流れ・解決方法
- 依頼者の取引履歴を調査し、利息制限法に基づき再計算をします。
- 利息制限法に基づき再計算し、計算の結果生じた過払い金を債権者と返還の和解交渉をします。
- 和解契約を締結し、合意した過払い金を受け取ります。
- 請求した過払金額の返還に応じない又は応じても返還する金額の少ない債権者には、訴訟(不当利得返還訴訟)により過払金を取戻します。
過払い金返還請求の解決事例
【過払い金解決事例1】
公告でおなじみの過払い金。もしかしたら発生しているかもしれません。
債権者総数 6社 借金総額 200万円 毎月の返済金額 10万円 |
借金はなくなり、50万円のお金が返ってきました |
AさんはCM等で過払い金の事を知り、もしかしたら自分も当てはまるのではないと思い来所されました。
3社につきましては相当期間の支払いを行っているにもかかわらず、借金は無くなっていないこと、以前は18%を超える金利で契約を行っていた業者であったことから、可能性が高いことを説明しました。
長年取引をしており、業者への恩も感じてらっしゃいましたが、定年退職も近いことから、手続きを依頼されました。
結果として、それぞれ過払い金が発生していましたので、請求を行い3社合計で150万円近いお金を取り戻しました。
過払いとなっていなかった業者3社への返済を、この過払金よりおこない、借金は無くなりAさんのもとには50万円のお金が戻ってきました。
手続き終了にあたりAさんは「自分の借金が過払い金になっているとは思わなかった」とおっしゃっていました。
【過払い金解決事例2】
過払い金を有効に利用し、再生手続きを行いました。
債権者総数 7社 借金総額 500万円 毎月の返済金額 15万円 |
確定弁済額 120万円 毎月の返済金額 3万3000円 支払期間 3年 取り戻した過払金 120万円 |
家族に内緒で借り入れを繰り返していたAさん。
裁判所から督促が届き、家族が知ってしまったため、債務整理を行うことを決心され来所されました。
ヒアリングしたところ、20年ほど取引している業者もありました。
過払い金が発生している可能性もあったため、まずは債権調査を行うこととなりました。
調査の結果、350万円の借金と120万円の過払い金があることがわかりました。
Aさんは他に財産がなかったことや、借金をすべて解決したいという希望でしたので、個人再生を申し立てました。
借金は120万円に減額され3年で返済する予定でしたが、認可決定後、取り戻した過払金をすべて返済にあて、借金は無くなりました。
過払い金返還請求に関するよくある質問
- 消費者金融からの借金を以前完済したことがあります。
3社で300万円でした。手続きをすれば過払い金が戻ってくると聞きましたが本当でしょうか? - 過払い金が戻ってくるケースは2つあります。
但し借りたお金の金利が利息制限法より高い金利である事が前提となります。- ケース1.
現在の借入残が50万円位あっても、その会社と6年以上の利率の高い借入履歴があると、利息制限法による再計算で借入残がゼロとなり更に過払いでお金が戻ってくることがあります。長い借入履歴があり、金利が出資法の上限に近いほど過払いでたくさんのお金が戻ってきます。最近金利が低くなったけれども、それ以前に6年以上金利が出資法の上限に近かった方も同様です。 - ケース2.
利息制限法より金利が高い会社の借金を完済した場合、過払いでお金が戻ってきます。
借入から完済するまでの期間が長く、金利が出資法の上限に近いほど過払いでたくさんのお金が戻ってきます。
数年の借入期間後に一括返済したときも過払いでお金が戻ってきます。
ご質問のケースでは、借入から完済するまでの期間が5年から7年と長く、金利が27%~29.2%と高かったので3社で約100万円の過払い金が戻ってきました。
- ケース1.
- 自分の借入や返済の履歴を債権者に請求することはできますか?
- できます。
請求の仕方は債権者のホームページ「個人情報の開示手続き」を見られるか、店頭、相談センター等へお問い合わせ下さい。 - 任意整理により残債務を分割で支払う和解をしたときは信用情報機関に登録されると聞きましたが?
- 現在債務が残っている会社に対し、利息制限法による引き直しの結果、債務は減少したが残債を任意整理で分割返済することとなったときは、信用情報として「債務整理」という事故情報が記載される取扱いです。
- 過払金の請求をすると信用情報に登録されると聞きましたが本当でしょうか?
- 金融庁の指導により、平成22年4月より「信用情報機関」の過払金返還請求に対する信用情報の取扱いが変更されました。
以前までは債務が残っている会社に対し、利息制限法による引き直しの結果債務が無くなり過払金の返還を請求すると、「契約見直し(コード71)」との情報を記載していました。これは「過去に過払金の返還請求をしたこと」をあらわすものですが、消費者金融などの貸金業者が加盟している「信用情報機関」である株式会社日本信用情報機構(略称:JICC)が、「コード71」の廃止及び既に載っている「コード71」の全削除を行うとし、今後「契約見直し」は記載されない取扱いとなりました。「完済」扱いとなります。
また、借りたお金を完済した後に過払金の返還請求をするときは、債権者との契約の解除の有無を問わず「契約見直し」との情報は記載されなくなりました。